12月に入り、いよいよ4時半を過ぎると外は真っ暗になってきました。
保育園のお迎えの時間には、ちょっと先を行く子供を見失ってしまうぐらい暗いです。
そんな暗い帰り道、自転車の後ろに乗って通り過ぎるお友達を追いかけていたら
その先に茶色い電柱があって、その途中に付いている電気ボックスに
頭をゴツン!鈍い音がしたけど、本人は何があったか一瞬分からず、
照れ笑いしていたものの、あとからくる痛みに泣いてしまいました。
家に帰ってよく見てみると、3ミリぐらいの穴が開いて流血していました。
念のため救急外来に駆け込みましたが、頭は血の巡りがいいから
24時間様子見て何もなければ心配ないとのことでした。
ほんの一瞬のことだけど、子供って興奮すると思いもかけないけがをしますよね。
本人は流れる血を見て、「もう死ぬかもしれない」「今夜寝たら命がなくなってしまうかも」と
真剣に心配して、痛みよりも死んでしまうかもしれない悲しさで、
涙をボロボロ流していました。
そして、「命って、どれぐらい大きいの?これぐらい?」と親指と人差し指で小さい輪を作って聞いてきました。
本当に打ち所が悪ければ、頭を打って即死ということもあるかもしれません。
普段あんまり意識することのない自分の命。他人の命。生き物の命。
命の大切さを教えるいい機会。
「命はとても大切なものだけど、本当に小さいものなんだよ。
だから気を付けて守らないと、あっという間になくなってしまうもの。」
と教えました。生まれてくることが、今生きていることが奇跡。
毎日生きていることに感謝して、一日一日を大切に生きてもらいたいと思います。
もちろん、自分もお手本にならなくては。
他にはどんな回答があるでしょうか。子供との会話で、気づかされること、ありますね。