こどもが犠牲になる事件の記事にどうしても目が行きます。
3ヶ月の赤ちゃんをお母さんがお風呂に沈めたという事件。
泣き止むと思ったとのこと。
なんでそんなことができるのか、と思ってしまうけど、
お母さんの精神状態も想像します。
一緒に暮らし始めてたった3ヶ月で、そこまで思い詰めるのにどんなことが積み重なったのか。
自分も子育てを始めてから7年ですが、
どうにも気持ちのやり場がない時、
仕事のことでいっぱいいっぱいの時、
夫婦のコミュニケーションがうまくいかない時があれば、
にぎやかで楽しかったり、癒されたり、愛おしかったり、
登ったり下ったりを繰り返してきました。
その気持ちの凸凹が、瞬間的にピークになるということも何度もあり、
今思うと、親として成熟できていないなぁと申し訳なく思ったりもしました。
3ヶ月でも、7年でも、あとで思い返せば同じくらいあっという間で短い、懐かしい、かけがえのない時間なのだと思います。
今その瞬間大変だなと思っても、あとでこの時間に戻ることはできないと考えて、イライラすることに時間を使うのではなく、楽しい時間に転換することにエネルギーを使いたい、と考えるようにしています。が、まだまだ修行中です(^_^;)
イクメンが増えても、夫婦で育休取得しても、母親側の育児負担割合が最終的には大きくなります。
熱が出たり怪我をした時の判断、
保育園や学校からの呼び出しに午後の予定をキャンセルして後ろめたい思いで職場を後にしたり、
父母会やPTAの対応、弁当作りなどが、
「基本、妻の分担」で当たり前になっています。
それでもいいけど、どうにもならない時には頼れるところがある、というだけで気持ちが楽になることもあります。
子育て真っ只中の親が、ちょっと先を想像して、今の苦労が一瞬と考えられる心の余裕を持てるようになるサービスが、こどもが犠牲になる事件を減らせると信じています。
3ヶ月の赤ちゃんのご冥福をお祈りします。