先週、三遊亭円楽さんの講演を聴きにいきました。
テーマは、笑顔と健康。
笑うことで唾液の中に入っている免疫成分の量が多くなって病気を治しやすくなるっていう
学術的な知識も交えながらの、楽しくテンポの良いお話でした。
芸人の方って実は、とても博学ですよね。
円楽さんの子供の頃の話で、
昔は、放課後の遊びから帰ったらお母さんが夕食の支度をしていて、
もうすぐ父ちゃん帰るから銭湯行っておいでって言われて、
帰るとみんなで食卓囲んでいただきます!
そして食事が終わると、お茶を飲んだり、
父ちゃんはビールを飲んだりしながら、
会話があってもなくても、一緒に同じ場所と時間を過ごしていたそうです。
だから、家族のちょっとした異変なんかもすぐに気づいて、いじめに気づかなかったってことはなかったんですね。
ところが、「ストレス」って言葉が輸入されてから、誰もがもっている小さな鬱の種を大きくなるまで育ててしまうようになってしまった。
確かに、ストレスを日本語訳しようと思っても、ぴったりの言葉が見つかりませんよね。
ストレスにも戦うべきストレスと、そうじゃないストレスがあって、
全てのストレスに向き合う必要はなく諦める、忘れるってことがとても大事だそう。
そう思うと、鬱の種が鬱になりにくいですよね。
振り返れば、今でもお茶の間で過ごす時間ってあって、おばあちゃんちに行った時とか、
実家に帰省した時などは、
食後には必ずお茶、ビールで面白くもないテレビをBGMに、ポツポツと会話がありました。
核家族で過ごしていると、食後は私は家事だったり、子供はゲームだったり、おもちゃで遊んだりで、
なかなか一緒のお茶の間を過ごせてないことに気づきました。
そこで、一昨日から、意識的にお茶の間タイムを30分作ることにしました!
ご飯の後30分は、みんな全てのやるべきことを忘れて、お茶を飲みながら一緒に何かをする。
一緒にテレビゲーム、一緒にウノ、一緒にポンじゃん、一緒に映画見る。
すると、子供たちもとても喜んで、
ママ、明日もやろうね!と笑顔が増えた気がします。
あまりいれることのなかった緑茶も
久々にポットで淹れるとおいしいですね。
お茶の消費が減っているのは、お茶の間時間の減少によるのかもしれませんね。
お茶の間の「間」って、場所だけじゃなく時間って意味もあると思います。
毎日お茶の間30分の習慣で、多感な時期になっても会話できる親子関係を築いていきたいですね。